宿命 【称号:拙作】
久しぶりの韓国映画かな。最近は上映頻度がめっきり減ってしまった。良質な作品はあるけどミニシアター扱いだ。だから全国上映されるシネコンでかかるのは最近としては珍しい。全盛期みたいに氾濫すると鬱陶しいけどなければないで寂しい。あの頃は毎週かならず2,3本はラインナップされていた。
そんな久々の全国公開はソン・スンホンとクォン・サンウのダブルスター共演。結局、ペとかイとかそのたぐいの韓流スターつながりじゃないと全国にかからないのよね。裏を返せばいまだに彼らに入れ込んでいるオバサンたちが全国に多数生息しているということだ。日本の女なんだからキムタクとかフクヤマあたりで満足しないさいよって言いたい。
はっきり言うと韓流スター目当てのオバサンたちにはあまりオススメできる映画じゃないかもしれない。ホラーやバイオレンスが好きなら別だけどそういうのが苦手な女性も多いでしょう。特に韓流映画のバイオレンスは日本人のモラル感覚にそぐわないところがあるので見ていて不快になることしばしばだ。
この手の韓流を見るといつも思うことだが朝鮮人のモラルや感覚にはどーもついていけない。比較的善良に描かれてきたキャラクターが突如キレたりする。日本なら竹中直人あたりがいきなりキレる演技を見せるがあれはあくまでも映画的演出だ。しかし韓流はどーもそれを朝鮮人の等身大の姿として描いているような気がする。
「えっ? なんで怒るの?」
っていうシーンがやたらと多い。それも些細な意見の食い違いがきっかけだったりする。ソン・スンホン演じるウミンと彼の母親との親子げんかのシーンは僕たちの感覚からすればキモチワルイ。それが大真面目に「親子の絆」として感動的に描かれいるのだ。正直、温厚な僕としてはこういう人たちとはお友達になりたくないなあと思っちゃう。これは韓流に限らず中国(香港含む)映画にも感ずること。
そして本作のようにヤクザが主人公だとなおさらだ。とにかくこの映画、無駄な暴力が多い。たとえばクォン・サンウ演じるチョルジュンが病院の廊下でタバコを吸おうとするシーン。それを見た患者の女性が彼を注意する。その直後、チョルジュンはぶち切れて「ビックリしたじゃん!!」とその患者さんを蹴飛ばすのだ。オイオイ。いくらヤクザでも日本映画だったらこうはならない。せいぜい舌打ちしてタバコを投げ捨てる程度だ。こういう暴力は朝鮮では許容範囲なのだろうか? とにかくチョルジュンは暇さえあれば他人を殴ったり怒鳴ったりしている。あんなに一日中キレていたらすごいカロリー消費量だろうなあ。ぶち切れダイエットだ。
物語はもともと仲間だった4人の若者たちがチョルジュンの裏切りによってバラバラになってしまう姿を描く。冒頭、彼らはヤクザのカジノを襲撃する。しかしこのシーンはきっと朝鮮人じゃないと理解できない。僕もさっぱり分からないのだが自分のボスのカジノを襲撃するのに棒きれ一本で覆面もせず真正面から突っ込んでいく。ゲートウェイ21の社長の土下座みたいに潔すぎる。これが朝鮮人の襲撃マナーなのかな。たった4人で数十人のヤクザを相手にチャンバラをくり広げるのだ。ヤクザもヤクザで拳銃やナイフを使えばいいのに律儀にも棒きれで応戦する。クォン・サンウもいちいちライダーキックだ。なんという騎士道精神!! 清々しい。朝鮮人をちょっとだけ見直したくなる乱闘シーンだ。現金強奪に成功した4人はその直後、あっけなく捕まってしまう。なんで覆面をしなかったんだろう????
バックに流れる曲は韓流なのにGLAYの新曲だ。エンドロールの曲が差し替えられるのはよくあるけど、劇中のサウンドまで変わるのは珍しい。これがまたマヌケにマッチしていてヘンにかっこいいのだ(笑) 韓流信者のオバサンだけでなくGLAYファンも取り込もうという映画会社の商業主義性には頭が下がる思いだ。AKB48の曲を入れたらアキバ系も見てくれたのに。
スタッフもキャストも大真面目にとんがったカッコイイ映画を撮ろうと頑張っているが、彼らの思いとは裏腹にどこかマヌケなコントに見えたりするのも本作の魅力かな。ちなみにクォン・サンウは初の悪役となっているがその一本筋の通っていないチンケな役柄ぶりにファンも興ざめするかもしれない。こんな器の小さいヤツがよくぞここまでのし上がってこれたものだ。なんというかこんな韓流スター頼みな作品ばかり流していたら韓流映画の寿命をさらに縮めてしまうような気がする。お客さんの多くは韓流スターファンらしいオバさんだったけど、みなさん幕が下りるとげんなりした顔で無言のまま帰って行った。
P.S
ゲートウェイ21の説明会に押しかけた債権者が全員朝鮮人だったらどーなっていたんだろう?? きっとすごいバイオレンスだったに違いない(47点)

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