テラビシアにかける橋 【称号:凡作】

小学5年生のジェスは貧しい家庭に育ち、クラスのいじめられっ子だった。彼は隣家に越してきた少女レスリーと仲良くなり、森で架空の王国“テラビシア”を想像して遊ぶようになるが、そんな2人に悲劇が待っていた。(MovieWalkerより抜粋)
いじめられっ子の少年が転校生の美少女と仲良くなってイチャイチャするうちに成長していくお話。この美少女は『チャーリーとチョコレート工場』でガムをクチャクチャ噛んでいた女の子です。

キャサリン・パターソン原作の児童小説の映画化。『ナルニア王国』のスタッフ結集とあったので異世界に乗り込んだ少年少女が魔物相手に大暴れする冒険ファンタジーかと思っていたがファンタジーがメインでなくあくまで現実世界の子供たちの姿を描いた作品だ。つまり地味ってこと。
正直いうとテラビシアなる空想世界のファンタジーはいらないんじゃないかと思う。この映画にファンタジー世界を持ち込む必然性が感じられなかった。主人公のジェス君は隣に引っ越してきた美少女レスリーと仲良くなり彼女と森の中で遊ぶようになる。かといって『思春の森』みたいな香ばしい展開になるわけでなくジェス君はレスリーの空想を共有するようになる。レスリーの空想がこの森に広がるテラビシアという世界だ。不思議なことにレスリーの空想がジェス君にも見えるわけで二人はこの森を通して親交を深めていく。
しかしこのテラビシアという世界はこれといって二人の物語に関与しているわけでもない。むしろいじめられっ子のジェスがいじめっ子たちにどう向き合っていくかなど学校の出来事、またジェス君に今ひとつ無関心な家族との関係がメインとなる。レスリーはジェス君の心の変化や成長に大きな影響を与えるいい意味でのファム・ファタール(運命の女)といえる。レスリーはジェスだけでなく上級生のいじめっ子にまで影響を与えていく。しかし終盤には思いがけない悲劇が待っていた。それを乗り越えることこそがジェス君にとって大人への通過儀礼なのである。
子供たちのドラマにおいてところどころ光るエピソードがある。特にいじめっ子の上級生の変化は実に爽やかで微笑ましい。また意外と複雑な子供たちの上下関係も当時の自分を思い出してしまうほどリアリティがある。その中でジェスの妹を演じた女の子は光っていた。無邪気そうに見えてどこかきちんと計算している幼女の微妙な表情を見事に演じている。それでいて可愛らしくて彼女のやりとりは見ていて楽しい。
そして主演の少年少女もハイレベルな演技を見せてくれる。キュートな美少女役のアナソフィア・ロブばかりが目立ってしまいがちだがジェスを演じたジョシュ・ハッチャーソンくんも決して引けをとってない。むしろどこかビミョーに屈折した鬱屈を抑えた演技で見事に表現している。

ジェスは心優しい聡明な少年だがどこか冷めているというか達観しているというか子供のくせに妙に大人っぽい。自分の父親さえどこか見下しているような雰囲気がある。彼は上述するようにいじめられっ子なのだが、そんなときすらも彼は冷めた観察者だ。彼らに恨みを抱くわけでもなく嫌悪を持つわけでもない。かといって親近もみせない。学校や家庭でどんな境遇でも受け入れてしまう。そんな彼の恋愛対象は音楽の教師だ。なんというか違う意味でスーパー小学生だ。
そんなわけでイジメにしろ家庭問題にしろまるで悲壮感がない。深刻さがない。もっとも彼の学校にしろ家庭にしろ社会病理というほどの問題を抱えているわけでもない。イジメといってもつまらないちょっかいをかけてくる程度だし、家庭だってドメスティックバイオレンスやネグレクトがあるわけじゃない。大人脳のジェス君にとってそれほどの障害には思えないのだ。終盤の破局的な悲劇にしてもそうだ。たしかにふつうの子供には傷に残りそうな悲劇だが彼にとってどれほどのダメージなのか今ひとつ見えてこない。
だいたいそれ以前にこの物語にこの悲劇が必要だったのかどうかそれすらも疑問だ。韓流メロドラマみたいに唐突な感じ。かといって露骨にお涙頂戴を狙っているとも思えない。それにジェスはもともと大人みたいな少年なので成長物語としての成長も実はあまり感じられない。全体としていい話なのにどーにも心に響いてくるものがなかった。少年少女たちの素晴らしい演技だけが残った作品だ。あまり期待してみると肩すかしだが何気なく見ればそれなりに感じるものはあるかもしれない。(54点)

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» テラビシアにかける橋/ Bridge to Terabithia [我想一個人映画美的女人blog]
どこか懐かしい感じのする、良作{/kirakira/}
1月の映画リストでも書いたけど 主演は、
去年公開の『リーピング』でイナゴ少女を演じたアナソフィア・ロブちゃん。
ティムバートンの『チャーリーとチョコレート工場』では 常にガム噛んでる小憎らしい子をやってたけど、
今回はちょっとお転婆(死語?)な女の子。
いじめられっ子のもう一人の主人公はジョシュ・ハッチャーソン『ザ・スーラ』のお兄ちゃん。
キャサリン・パターソンの同名ロングセラー児童文学を映画化したドラマ。... [続きを読む]
受信: 2008年1月26日 (土) 10時04分
» テラビシアにかける橋 [アートの片隅で]
「テラビシアにかける橋」の試写会に行って来ました。
貧乏でいじめられっ子のジェシー(ジョシュ・ハッチャーソン)だったが、絵だけは上手かった。
そんなジェシーの学校に転校して来た少女レスリー(アンナソフィア・ロブ)は、なんとジェシーの隣の家に引っ越して来たのだった。
両親が小説家のせいかレスリーは、ちょっと変わった女の子だった。
意志が強く、想像力が豊かだった。
そのせいか周りから浮いてしまいがちで、上級生からもいじめに遭う。
そんなふたりは意気投合して、家の裏にある森の中で遊び...... [続きを読む]
受信: 2008年1月26日 (土) 11時56分
» テラビシアにかける橋/信じる者の前にのみ、その扉は開く。 [よろ川長TOMのオススメ座CINEMA]
少年の淡い恋心と成長の映画。だからこそお話を知っている人は別として、予告編もメイキングも絶対に観たり聴いたりしてはダメ!魔法がこわれてしまいますから。 [続きを読む]
受信: 2008年1月26日 (土) 14時56分
» 「テラビシアにかける橋」 [クマの巣]
「テラビシアにかける橋」観ました。
児童文学が原作のファンタジー映画!!
ってことになっていますが、気をつけてください!
子供向けでもないですし、ファンタジー映画でもありません。
どうして、あんなト... [続きを読む]
受信: 2008年1月26日 (土) 16時41分
» ★★ 『テラビシアにかける橋』 [映画の感想文日記]
2007年。アメリカ。BRIDGE TO TERABITHIA.
ガボア・クスポ監督。キャサリン・パターソン原作。
児童文学の同じタイトルの名作(読んでいない)を映画化したもので、おそらく対象年齢は、小学校高学年から中学校低学年あた... [続きを読む]
受信: 2008年1月26日 (土) 16時49分
» 『テラビシアにかける橋』 [Sweet*Days**]
監督:ガボア・クスポ CAST:ジョシュ・ハッチャーソン、アナソフィア・ロブ 他
貧しい家に暮らし学校でもいじめられっ子のジェス... [続きを読む]
受信: 2008年1月26日 (土) 16時53分
» テラビシアにかける橋 [めでぃあみっくす]
児童文学の世界ではかなり有名らしいこのキャサリン・パターソン著の原作をあのウォルデン・メディアが製作したということで見てみたのですが、正直前評判ほどの映画ではありませんでした。
もちろんおすぎさんのTVCM宣伝など全く参考にもしていませんが、それでもこの映画....... [続きを読む]
受信: 2008年1月26日 (土) 20時35分
» テラビシアにかける橋 [Lovely Cinema]
JUGEMテーマ:映画館でみました!
2007年/アメリカ
監督:ガボア・クスポ
出演:ジョシュ・ハッチャーソン(ジェス)
アナソフィア・ロブ(レスリー)
ズーイー・デシャネル(エドマンズ先生)
ロバート・パトリック(ジャック・アーロンズ)
ベイリー・マディソン(メイベル・アーロンズ)
昔、子供の頃に秘密基地を作って遊んでいた大人は共感できる作品。
... [続きを読む]
受信: 2008年1月27日 (日) 16時08分
» テラビシアにかける橋 [映画通の部屋]
「テラビシアにかける橋」BRIDGE TO TERABITHIA/製作:2007 [続きを読む]
受信: 2008年1月27日 (日) 16時57分
» 「テラビシアにかける橋(BRIDGE TO TERABITHIA)」映画感想 [Wilderlandwandar]
児童文学のベストセラーを映画化した作品「テラビシアにかける橋 [続きを読む]
受信: 2008年1月27日 (日) 20時19分
» 「テラビシアにかける橋」を観る [紫@試写会マニア]
キャサリン・パターソンが著したこの作品の原作は、全世界で500万部も発行され、アメリカでは学校の授業でも教材として扱れるらしい。「テラビシアにかける橋」を観てきました。
キャサリン女史が自分の息子に実際に起きたことを元に書いたと言われるだけに、時代や国が違っても、現実にありそうな話で、尚且つファンタジー溢れる映像の、児童文学では最近まれに見る秀作と思います。
「現実にある話」なので、ありふれた題材にも思えます。学校生活における子供の仲間はずれ(イジメとは書きたくないですね)問題。裕福ではない... [続きを読む]
受信: 2008年1月27日 (日) 22時37分
» 【映画】テラビシアにかける橋 [新!やさぐれ日記]
■動機
予告編を観てなんとなく向きかなっと
■感想
やっぱり向きだった。サプライズあり。
■満足度
★★★★★★★ まんぞく
■あらすじ
女兄弟ばかりの貧しい家庭で育った小学5年生のジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)のクラスに、ある日風変わりな少女レスリー(アナソフィア・ロブ)が転校してくる。学校を牛耳るいじめっ子のターゲットにされてばかりの2人はやがて親友同士となり、近所の森の中に“テラビシア”という空想の2人だけの秘密の国を創り上げる。
■コメント
ZONEの「secret... [続きを読む]
受信: 2008年1月29日 (火) 23時26分
» 映画「テラビシアにかける橋」 [映画専用トラックバックセンター]
映画「テラビシアにかける橋」に関するトラックバックを募集しています。 [続きを読む]
受信: 2008年1月29日 (火) 23時40分
» テラビシアにかける橋 2008-04 [観たよ〜ん〜]
「テラビシアにかける橋」を観てきました〜♪
貧しい家庭育ったジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)は、学校では苛められていた。そんなジェスのクラスにレスリー(アナソフィア・ロブ)が転校してくる。奇抜なファッションのレスリーも苛めの対象に・・・そんな二人は仲良くなり、近所の森に想像上の国「テラビシア」を創りだす・・・
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受信: 2008年1月30日 (水) 23時42分
» 映画「テラビシアにかける橋(Bridge to Terabithia)」 [わかりやすさとストーリー ]
●ひとりの世界がふたりの世界になったとき、想像力の世界=王国は輝きを増す。試練を経て、受け入れる心を持ったとき、世界=王国はその全貌を露にする●「パンズ・ラビリンス」と「ネバーランド」とセットで観よう。... [続きを読む]
受信: 2008年2月 3日 (日) 15時19分
» 「テラビシアにかける橋」 第11位 [映画コンサルタント日記]
上映スクリーン数: 175 オープニング土日興収: 3700万円(BOX OFF [続きを読む]
受信: 2008年2月 3日 (日) 22時27分
» 【劇場映画】 テラビシアにかける橋 [ナマケモノの穴]
≪ストーリー≫
貧しい家庭にあって姉妹4人に囲まれ窮屈に暮らす11歳の少年ジェスの唯一の慰めは、こっそりと絵を描くことだった。学校でも居心地の悪さは同じだったが、ある日、風変わりな女の子レスリーが転入してきてジェスの灰色の毎日は一変する。自由な発想と行動力を持つレスリーのリードで、2人は森の中に空想の王国テラビシアを創り出し、かけがえのない友情を育んで行く。ところが、突然の悲劇が2人を襲う。(goo映画より)
有名な俳優が出ているわけじゃないし、ファンタジックな要素が入ってるので、大ヒットと... [続きを読む]
受信: 2008年2月 6日 (水) 21時10分
» テラビシアにかける橋 [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
『この橋を渡れば、 またきみに会える』
コチラの「テラビシアにかける橋」は、"全世界が涙した児童文学の最高傑作"キャサリン・パターソンの同名原作を映画化したアドベンチャー・ファンタジーなのですが、本日1/26公開となったので、早速観て来ちゃいましたぁ〜♪
...... [続きを読む]
受信: 2008年2月 8日 (金) 20時17分
» 「テラビシアにかける橋」キリスト教大解説 [わかりやすさとストーリー ]
日本国内ではだれも教えてくれない!?●「テラビシアにかける橋」キリスト教大解説●~探検隊と祭司でわかるメッセージとは?~「テラビシアにかける橋」に込められたキリスト教のメッセージをわかりやすく解説。... [続きを読む]
受信: 2008年2月 9日 (土) 16時40分
» テラビシアにかける橋 観てきました。 [よしなしごと]
ファンタジー映画なのに、感動の涙と聞き、どんなんだ?って気になっていた映画、テラビシアにかける橋を観てきました。 [続きを読む]
受信: 2008年2月14日 (木) 03時55分
» 映画感想≪テラビシアにかける橋≫ [キネマ徒然草]
「うーん、やはり文化の違いって大きいのかな?」 この映画を観た後思ったことです。。
b≪テラビシアにかける橋≫★★/b
ガボア・クスポ監督 ジョシュ・ハッチャーソン主演(ヒロイン役でアナソフィア・ロブが共演)
とりあえず、bfont color=red size=3主人公とヒロインをパンズラビリンスへ連れて行きたいと思いましたね/font/b(笑
う..... [続きを読む]
受信: 2008年2月16日 (土) 20時44分
» 「テラビシアにかける橋」試写会観てきました♪ [りんたろうの☆きときと日記☆]
☆「テラビシアにかける橋」
監督:ガボア・クスポ
出演:ジョシュ・ハッチャーソン、アンナソフィア・ロブ、ズーイー・デシャネル、ロバート・パトリック、ベイリー・マディソン、ケイト・バトラー、デヴォン・ウッド、エマ・フェントン
11歳の少年ジェスは、5人姉弟のただ一人の男の子。
家は貧しく学校に履いて行く靴は姉のお古。
2人の姉から変人とバカにされ、父親は妹ばかり可愛がり、ジェスには厳しい。
学校でも学校を牛耳る上級生のジャニスや同級生からいじめを受けていた。
取り柄は足が速いこと。
そして唯一の... [続きを読む]
受信: 2008年2月17日 (日) 17時31分
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